第8回に引き続き「参院選挙を終えて」の後編をお届けします。
参院選において違法な選挙活動をしていたと指摘される共産党。前回は、なぜ共産党は違法な活動を行い、ウソのチラシをまいて国民を欺くのか、共産党の本質に迫りました。今回は、「国難を利用し、他党を貶める共産党の虚偽・欺瞞」を追いかけます。
ソラ:
敵対相手の足を引っ張るために、例えば冤罪を生むような事例もあると聞いたんですが。
塾長:
そうですね、是非、話しておきたいのですが
10年くらい前の事件で、大阪地検が当時の厚労省の村木厚子さんという方を冤罪で…
ソラ:
はい、ありました。
(2009年 厚生労働省の村木厚子氏を大阪地検特捜部が虚偽有印公文書作成容疑などで起訴した冤罪事件)
塾長:
こういう風な形で自分の有罪にする証拠を、この検事が捏造して変えたという。で、どこを変えたかっていうと、その証拠になる決め手、この人が上司で部下にね、指示をした日にちがですね、6月の前の時期(6月1日未明)だった。
ところがそれを(6月上旬に指示を受けたという操作見通しに合致する)6月の8日に変えたんですね。取り締まる、この検事が。
ソラ:
証拠を改ざんしてしまった…
塾長:
えぇ改ざん、日付を変えたんです。
そして有罪に持っていったというね。
じゃあなんでこんなことを検事がやったかっていうと、自分のね、手柄話にしたかったんですね。手柄にしたかった。
ソラ:
はい。
塾長:
そのためにね、これを組んでやった。
で、これと全く同じ事が行われた例を一つ紹介したいと思うんです。
< 国難を利用したウソ >POINT!
塾長:
東北の大地震があってのあれが、2011年にあった訳ですから
ソラ:
3月11日ですね。
塾長:
そうですね。その年の5月に共産党の人がですね、これ現物のチラシですけど。
こういうチラシを5月に出したんです。その大震災の後、大震災は3月ですけど
ソラ:
震災の後・・・
塾長:
震災の後ですね。で、実は3月というのは全国の市町村の議会がやってる時だったんですね。それで、3月の議会で報告してるんですよ。ここにですね、どういう事を書いてるかと言うと、この…見えると思うんですが、「大震災で大変な時に国保税、給食費値上げ」をやると。こんなに大震災が起きて、そして、東京の日野市の方にもこのために中小企業がバタバタね倒産してると書いてある。そこで働いてる人達も失業して大変な思いの生活をしているのに、日野市は国民保険税の値上げをやるっていう案を出してきた。
ソラ:
負担増をしていると…
塾長:
給食の値上げも出している。自民党も公明党も民主党も社民党も生活ネットも、全部それに賛成をした。こんなに冷たい事を、こんなに大震災で困っているときに、こういう案を出してきた、として憎しみを煽るチラシを出したんです。
ソラ:
共産党以外はこんなに酷いことをしているという・・・
塾長:
で、ところが調べてみますとね、そうじゃなくてですね。彼らが辞めなさいと言った(国保税値上げ中止の)陳情書を書いたって言うんですがね、この陳情書見るとですね、なんと、震災前に陳情書を出していたんです。彼らは、震災があった3月11日以降にこの陳情書を出したって書いたんです。で、更に、中小企業が倒れて何とかってのは、この陳情書の中には何もそんなこと書いてないんです。
震災の前と後では全然違いますから。
ソラ:
そりゃそうですよね
塾長:
その急所の部分をこういう風にしてね、出したんですよ
だからみんな憎しみを持ったし、他の政党にも憎しみをもちましたよ
こんな冷たい政治があるかって…みんな騙されましたよ。
これが要するに、ここまで捏造してね、この文章を見れば一発でわかるじゃないですか。これが証拠ですよ、この証拠を捏造したんですよ。
前の刑事事件の方では謝罪していますよ、上の人達がみんな、とんでもない形で逮捕されて刑務所にも入った、捏造したこの検事は。こちらはね、謝らない、こういう事をやっても謝らない。証拠を突き付けられても謝らない。
何故彼らはやったかというと、要するに自民党も公明党も民主党も、社民党も生活ネットもイメージを悪くするために、捏造してやったんですよ。
ソラ:
なるほど、共産党以外はこんな酷いことをしている、という事を震災の後になって日付けを改ざんしてまでウソをついてアピールしたわけですね。それはとても酷いですね。
塾長:
酷いですよ。検事が有罪になって刑務所に入ってますよ。
それだけでなくて、この年、衆議院選挙があった時に(時の政権を持っていた)民主党に対して、中傷をやったんですよ、何をやったかというと「原発マネーを民主党は受け取っている」というチラシを撒いているんですよ。今度また紹介しますけど。
ソラ:
それも震災の後
塾長:
震災の後ですよ。だからこういう震災で、国難ともいうべき凄まじい時にね、相手をおとしめる為に、こういう知恵を働かせるっていう所にね、私は人間の偏狭性を感じますね。
< 政治を監視せよ!! >POINT!
ソラ:
選挙中とか、選挙前だから、学ぶという事ではなくて、
普段から政治の問題として、学んでおくことが大切という事ですね。
塾長:
特に、私のテーマでもあるんですが、
民主政治を壊す二大元凶というのは、政治が金銭で腐敗をすること、そして、政治が嘘によって歪められること。
これが最大の要因だと思っていますから、選挙があってもなくても選挙中でもですね、政治家が発言した言葉が、それが真実なのかどうなのか、責に耐える言葉なのかっていうことは、政治家同士お互いがですね、与党も野党も含めて、お互いがそれを厳しくね、指摘し合っていかなきゃいけないですよ。
そう思いますよ。
私も、その一人でありたいと思うんですが、政治家の嘘というものを厳しく追及していく必要があると思います。
政治家が、市民国民を票で見るようになったら、堕落ですよ。
ソラ:
今回の野党共闘もですね、いわゆる選挙互助会ではないか。
元々考え方も違うのに、いわゆる与党の足を引っ張るために、共闘しているんじゃないかというような声も聴かれたわけですが。
塾長:
実際そうですよ、あの現象見ると、政党じゃないですよ。徒党ですよ!
選挙に勝つために、(あんまり言っちゃいけないかもしれないけどね)票が欲しいから、徒党を組んだだけですよ。
今の国民は、そこは馬鹿じゃないですよ。ちゃんと見てますよ。見てる、見てる。
そんな国民は愚かじゃないですよ。
< ウソや欺瞞を見抜け!! >POINT!
「民意がウソに先導されることが最も恐ろしい」
ソラ:
当番組では、共産党のウソについて研究しているのですが、共産党の政策だからダメということではなくて、ウソで扇動された判断というのが、民主主義にとっては危険だ、という事ですよね。
塾長:
そうですね。
ソラ:
今日も塾長に色々お話を伺ってきました。
選挙が我々国民にとっていかに大切なものか、そこに絶対ウソがあってはいけない。
またですね、詳しく夏井塾長には、共産党のウソについて、そして政治についても色々伺っていきたいと思います。
それでは、今日はここまでとさせて頂きます。
塾長:
多少、生意気なこと言って、申し訳ございません。
ありがとうございました。
次回、夏井塾「第10講 騙しのテクニック -前編-」乞うご期待!!
実はね、共産党の人が一番根っこの部分ですさまじく本質が出ちゃうのは、相手の人の人生を非常に粗末にするんですよ。いろんなチラシを見ると、その自分たちの一人ひとりの仲間に対しても非常に人権軽視。
夏井塾人間の生理に訴えるような所で勝負する場合が多いです。子供の健康の問題、病気の問題、それから市立病院での今回の小児科の問題でもそうだったんですが、その後に出てきたのは、「産婦人科が無くなるよ」「機能しなくなるよ」というもの(チラシ)を撒いた。
夏井塾共産党のチラシには、鮮明に見てもらえば分かるんだけど、いつ、どこで、誰が、何を、誰に対して、どういう風にやったかっていう、まさに5W1Hの法則で見るとね、共産党のチラシの嘘がね、はっきり分かる。
夏井塾「共産主義革命をやるか、やらないか」という立場の違いなんですよ。「お前たちは資本主義の立場に立っている(から」」って言う立場…物の考え方の違いなんです。これは究極ですよ。
夏井塾共産党はまず人々に被害者意識を植え付ける。根拠の無い被害者意識を植え付けるという、そういうテクニックを持っているということですね。
夏井塾共産党は国民を主人公となんて思っちゃいませんよ、思っちゃいない、バカにしきっている。だから対話の政治をして政治を変えるなんて発想もないし、それから国民、市民をそういう風に見ていますから、
夏井塾ウソのなかで、健康や安全にまつわるものほど罪の重いものはない。4月に市長選挙を控えた2005年1月と2月、共産党系の窪田之喜候補は「平和と緑のまちでくらしたい/日野市民の会」の名で、
コラム日本共産党・日野市議団は、「平和と緑のまちでくらしたい/日野市民の会」の名で2005年1月から6回にわたり、「市が福祉や教育の予算を削り、市内の公立学校の校舎はボロボロ」なる記事を掲載したチラシを配布した。
コラム日本共産党がチラシにウソやデマ情報を掲載する事件は、止まることを知らない。2005年10月には「学校の予算削減で、学校現場の備品費、消耗品費は毎年削られてきました。
コラム